海部俊樹先生の訃報の連絡が朝一番で届きました。
入院が長引き1月2日の91歳の誕生日を無事迎えられたと安堵してた矢先のことでした。
ごくごく身内の皆さんで昨日葬儀を行いましたと長男正樹さんからの連絡でした。
また今後公費を使うような自民党葬などはご辞退する、それぞれ静かにありし日の先生との思い出に想いを馳せて下さいとのこと。
コロナ禍もあってのご判断とは思いますが故人のご遺志とのこと。
自宅で長年のご指導に深く感謝し先生の安らかな後永眠を謹んでお祈り申し上げます。
大学卒業と同時に海部先生の秘書となり、12年間海部元総理の側近秘書として薫陶を受けた身として走馬灯のように数々の思い出が巡って来ます。
マスコミの取材に対応してバタバタの一日でした。夕方になりホッと落ち着いての想いはやはり感謝しかありません。
新人の秘書見習いの私に、「政治の勉強をするなら随行秘書にならないか、朝から晩まで自分と行動を共にする。大変だけど勉強になるよ。」
憧れの先生からの言葉に感激して休みなんかいらない、ぜひぜひお願いしますと若さと勢いで志願して以来12年間、私設秘書から公設秘書、総理の秘書として常に先生の傍で実物教育を受けた幸せは私の宝物です。
わかりやすくきれいな政治が先生のキャチフレーズで目標でした。海部政治は最後までそれを貫いて行かれたと思います。
信なくば立たず、お天道様が観てござる。天を畏れてのりこをこえず。自分は金や銀でも無いかもしれないが銅でも鉛であっても、メッキでは無い、どこまで削っても銅は銅でも地金で頑張る。
正直者がバカを見ない世の中を創る。頑張っても頑張っても報われない社会の不公平があれば政治の光をそこに当てなければならない。
等々先生の言葉や思い出は尽きません。先生の教えを思い起こしながら、先生の志を受け継ぎ政治の現場で地域のため日本のために頑張ることをお誓いしました。合掌

海部俊樹先生の訃報の連絡が朝一番で届いた14日、マスコミ各社の取材をうける。