7/8(金)安倍晋三元総理のご逝去に謹んで哀悼の誠を捧げます。心からご冥福をお祈り申し上げます。

2022/07/08


「巨星墜つ」の悲痛な思いでいっぱいです。
安倍晋三元総理は屈指の業績を残された偉大な政治家でした。
その安倍先生が参議院選挙の街頭演説中に凶漢の放った銃弾によって命を奪われました。
この卑劣な行為は何とも悔しく強い憤りを覚えずにはいられません。
私が海部俊樹先生の秘書をしている頃、安倍先生はお父様の安倍晋太郎先生の秘書をしておられたため、よく顔を合わせていました。
若い頃からの大変長いお付き合いになりますが、いつも温かく細やかな気配りをしていただきました。
大変厳しい選挙だった昨年の総選挙でもわざわざ私の応援に駆けつけていただきました。
そんな若かった頃のことから最近のことまでいろいろな思い出が沸き起こってきて胸がいっぱいになります。
そもそも安倍先生は確かな国家観と歴史観、信念とビジョンをもった政治家でした。
安倍先生が2012年の総選挙で民主党から政権を奪還以降、類まれなる指導力を発揮し、さまざまな分野で実績を上げ、国民の強い信頼と支持のもとに長期政権を担われたことは皆様よくご承知のとおりです。
経済ではアベノミクスで日本経済を建て直していただきました。
なかなか冷戦の呪縛が解けないままにあった非現実的な安全保障制度を見直すための法制度の整備を行い、現実的な安全保障政策が採れるようにしていただきました。
地球儀を俯瞰する外交と言われたように自ら世界を飛び回ることで、日本が単なるお金の出し手である以上に、国際社会において尊敬される地位に辿り着けたことを私たちに実感させてくれたのも安倍総理でした。
安倍先生の功績は枚挙に暇がありません。しかし安倍先生は最後の大仕事として憲法改正を大所高所から指導されるつもりでおられたのでしょう。
その仕事が未完のまま逝かれたことはさぞ無念だったと思います。私も胸が張り裂けそうです。
残された我々は力を合わせ、安倍先生の遺志を継いで立派な国づくりに全力を挙げていかなくてはならないと決意を新たにしています。
安倍晋三元総理のご逝去に謹んで哀悼の誠を捧げます。心からご冥福をお祈り申し上げます。