令和七年元日 新年おめでとうございます。

2025/01/01


皇居に参内して、「新年祝賀の儀」に参列しました。 天皇陛下より新年の御言葉を賜る。

新年おめでとうございます。今年こそは災害のない平穏な年となりますようお祈り申し上げます。能登半島で被災された皆さまが一日も早く日常を取り戻すよう私も政府、与党の一員として全力を尽くしてまいります。
また国民の皆様に政治とお金の問題で厳しいご審判をいただきました、大きな反省の上に立って政治改革を推進します、政治資金の使途の明確化透明化をしっかりと推進して政治への信頼回復に努めます。

昨年前半は衆議院の国土交通委員長として国土交通省関係の法案審議の采配を振るうという仕事をさせていただいていましたが、秋の総選挙後、急遽、自民党の厚生労働部会長を拝命することとなりました。青天の霹靂のような就任の打診がありました。部会長は自民党の厚生労働行政の方針を決めるポスト、医療や介護、年金や福祉から賃上げ、働き方改革と言った労働分野まで幅広い政策を取りまとめるだけでなく、公明党など他党との政策調整の責任を負った大役です。やりがいがあるとともに、その責任の重さ、難しさは部会長ポストの中でも比類なきものです。
 令和7年度の予算は昨年末に閣議決定されましたが、一般会計予算115兆円5415億円のうち、社会保障関係費は38兆2728億円と33.1%を占めています。国債費や地方交付税を除いた一般歳出で見れば56%となります。また、医療、介護や年金等は社会保険制度となっていますので、ここに含まれるのは国庫分だけ、実際の事業は保険料などもはいりますので、さらに大きな金額となります。社会保障関係の予算は年々増加していますので、来年度も様々な見直しを行って漸く5585億円の増加に抑えました。増える社会保障関係費の伸びを抑えつつ、年金生活をされる方の生活をどのように守っていくか、医療や介護のサービスをどのように維持・発展させていくかと言った難しいバランスを取らざるを得ない状況にあります。国民の皆様にもご理解をいただき、何とか日本の社会保障制度を維持していかねばなりません。税金や保険料は安い方がいい、年金額や医療・介護のサービス水準は高い方がいい、に決まっていますが、現実としては負担と給付のバランスを取らない限り制度は崩壊してしまいます。皆様のご満足と納得が得られるよう頑張ってまいります。

我が国を取り巻く世界情勢は一段と厳しさを増しています。北朝鮮は日本近海に弾道ミサイルを発射しているだけでなく、大部隊をウクライナに派遣し、代わってロシアから軍事技術の支援を受けるようになりました。また、尖閣列島だけでなく台湾海峡や南シナ海をめぐる中国の国際法を無視した行為は収まる気配を見せません。責任与党である自民党として国民の生命財産を断固守るという姿勢を対外的に見せるとともに、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持するために必要な日本の役割を果たしていかねばなりません。日本に対してサイバー攻撃も次第に激しさを増しているようです。日本を取り巻く脅威の変化に対応できるよう防衛体制を整えていく努力を重ねます。
 また国際関係が緊張する中で、経済安全保障の確保の重要性が増しています。日本経済を維持する上で必要な取引が維持されるよう、また日本の進んだ技術が盗み出されたり日本企業の製品が密かに兵器に転用されたりしないような体制整備を行い、日本の国益を守らねばなりません。

地域の防災・減災対策を全力で推進します。同志県議の皆さんと市町村長さんと地元の議会の皆さんと連携して地元の夢を実現するために頑張っていきます。
 一宮西港道路は昨年実施された地元のアンケート調査等を踏まえ、今年は概略ルートや構造の決定の運びになります。長年にわたる地元の皆様の夢の実現に向けて着実に進んでいます。
経済産業副大臣、衆議院国土交通委員長を経て、自民党厚生労働部会長と要職を歴任させていただき、着実にパワーアップしてきています。ますます地元のために、国政の場で頑張ってまいります。

 結びに皆様にとって幸多き一年となりますように祈念するとともに、一層のご指導ご支援をお願い申し上げます。